こんにちは!しちまるです。今年も残すところあと1ヶ月となりました。10月の半ばまでは30度を超える日もあり、地球温暖化が心配だなと思っていましたが、11月の半ばから急に冷え込むようになりました。日本では秋を飛ばして、もう冬がやってきたようです。良いのか悪いのか分かりませんが、それでも一安心です。
さて、11月25日(月)に我らが二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」の掲載された講談社Kiss誌1月号が堂々発売となりました。今号の扉絵は京都清水界隈。そうです今回は京都を訪問して北上家の謎に迫ります。扉絵でも分かります通り東西のアキちゃん、最近よく連んでいます。絶対仲良しですよね〜。
先日は大阪訪問で今回は京都漫遊。紀行漫画が好きなので、このふらり旅路線は個人的には大ヒット、定期的に読んでみたいです。司馬遼太郎先生の「街道をゆく」を追いつき追い越せの勢いでバンバンやっていただきたいと思います。その際は是非とも全質連ネットワークを駆使していただけたらな、と思っております。
作中には全質連のしちまるポスターも出てきます。
すごい!ありがとう!二ノ宮先生♡
2025年1月25日(土)に所沢で「のだめカンタービレ」にまつわる新年クラッシックコンサート開催です!2025年は「のだめカンタービレ」でスタートしましょう!
詳しくは公式X(旧ツイッター)にて。
一般発売始まっちゃっています、皆さん急いで〜!
12月13日(金)には「七つ屋志のぶの宝石匣」待望の第23巻が発売されます。志のぶの大学受験やら合格やら、いろんなことが詰まった珠玉の一冊。「七つ屋〜」の予習と復習には単行本がいちばんの教材です。一冊とは言わず、何冊も買ってくださいませ。よろしくお願いします。
ここで軽く3冊ほど漫画紹介いたします
宇宙開発の未来を描くロケット技術と漫画に触れる
最近、ロケット開発における進展がとんでもないことになっています。イーロン・マスクのSpaceXが開発したスターシップの打ち上げは、これまでのロケット技術とは一線を画しています。1段目や上段が空から垂直に降りてきて回収されるシーンは、再利用可能なロケットという新時代の幕開けを感じさせます。失敗して大爆発を繰り返しつつも前進するイーロン・マスクの挑戦精神、なるほど信者がイーロンに惚れるわけだと思いました。
というわけで、お題は「ロケット開発」で3作品です。
『ヴィンランド・サガ』を連載中の幸村誠先生のデビュー作。1999年から2004年まで『モーニング』誌に連載されていました。
舞台は2070年代。主人公・星野八郎太は宇宙ゴミ(デブリ)の回収作業員として働き、木星往復の宇宙船乗員を志望しています。彼と周囲の人々を巡る物語。全4巻の短編ですが、人物描写には『ヴィンランド・サガ』同様の深みがあり、非常に考えさせられる内容です。最後までどうなっちゃうんだ!?とドキドキして読めました。
作中では、主人公の弟が自作ロケットの燃焼試験を行うシーンや、木星往還機の燃焼試験で大規模な爆発が起きる場面も描かれています。
『なつのロケット』は、あさりよしとお先生による漫画作品で、1999年に白泉社の『ヤングアニマル』誌に発表されました。舞台は海沿いの日本の田舎町。主人公は、友達と自作のロケットを作り、打ち上げを目指す一夏の物語です。あさり先生の作品にしてはあっさりとした作風で、全1巻なので非常に読みやすいです。少し薄味だと感じる方もいるかもしれませんが、そのシンプルさがまた余韻につながり、魅力となっています。
地上燃焼実験の描写はありませんが、ロケットは何度も失敗し、爆発を繰り返します。それでも、夢を追いかける少年たちの情熱と成長が温かく描かれており、読後には爽やかな感動が広がります。
ロケットエンジンの地上燃焼実験という言葉を目にするたび、浦沢直樹先生の短編『N・A・S・A ナサ』を思い出します。
1984年、ビックコミック増刊に掲載されたこの物語の主人公、野村は中年のサラリーマン。毎朝トレーニングを欠かさず、友人とともに宇宙飛行士になる夢を追い続けています。彼らの情熱が周囲を巻き込み、漂着したロケットエンジンを手に入れ、深夜に夢の島で地上燃焼試験に成功。次なる一歩が待たれますが、物語はここで終わっています。
『N・A・S・A ナサ』は、当初『N・A・S・A』という短編集に収められ、現在は『初期のURASAWA』(小学館)に収録されています。初期作品が多数収められているので、ぜひチェックしてみてください。作者の浦沢先生が収録された各作品について、当時のことを振り返られつつ書かれた解説が興味深かったです。