こんにちは、しちまるです!
師走も半ばを過ぎ、今年も残すところあとわずかですね。いつも本ブログを読んでくださり、本当にありがとうございます。
皆さんにとって2024年はどんな一年でしたか?僕は今年もたくさん漫画を読みました。電子書籍のお手軽さで、どんどん蔵書が増えていきます。いいことですね!
これからも、少しでも役に立つ情報をお届けできるよう頑張っていきますので、来年もどうぞよろしくお願いします!
さてさて、12月25日に今年最後の講談社Kiss誌が発売になりました。表紙を飾るのは我らが二ノ宮知子先生の『七つ屋志のぶの宝石匣』です。どやっ!
つづいて巻頭の『七つ屋志のぶの宝石匣』の扉もカラー!どやっ!
この扉絵、水溜りの中で柳の木の下に佇む顕ちゃん。どこかでみたような構図だなと思ったみなさん、そう正解です。みんな大好き花札の十一月の札「柳と小野道風」。
小野道風は作中に出てくる小野篁のお孫さんなんですね。小野小町は道風の従兄弟とも叔母とも言われていますし、遡ると初代遣唐使の小野妹子ともつながるとか。
色々なことが浮かんでは消えていく、趣深い扉絵だと思います。花札といえば最大手の任天堂も京都の会社、う〜む、情報量が多いなぁ〜。
さて、先月号に続いて、今月号も『七つ屋志のぶの宝石匣』では古都・京都を舞台にしたエピソードでした。
二号にわたる京都編で、落ち着いた町並みや伝統が自然と息づく独特の世界観に、改めて心を惹かれた読者も多いことでしょう。
今号も学研の月刊ムーの読者じゃなかったら知らないような話でした。勉強になります。
“おこしやす、ちとせちゃん”で楽しむ“もう一つの京都”
「もっと京都を知りたい」「物語の背景となったこの街を別の側面から眺めてみたい」
――そんな方に、もうひとつの“京都ガイド”としてご紹介したいのが、夏目靫子(なつめ ゆきこ)先生の『おこしやす、ちとせちゃん』です。
この作品は『BE・LOVE』(講談社)にて、2016年10号から2024年5月号まで連載された人気作。
主人公は、なんとコウテイペンギンの雛・ちとせちゃん。清水寺、鴨川、花街、町家カフェなど、よく知られた京都の名所を背景に、彼女がとことこ歩き、和菓子をつまみ、路地裏で人々と静かな交流を重ねる日常が、やさしい筆致で描かれています。
ちとせちゃんが京都の町にすっかり溶け込み、人々が当たり前のように受け入れていることもユニークです。
ここ数年、海外からの観光客が増え、「京都をゆっくり堪能するのは難しい」という声も耳にするようになりました。でも、『おこしやす、ちとせちゃん』を開けば、人混みや移動の手間とは無縁の、静かな京都散歩がいつでも始められます。
時間が取れないときでも、本をめくるたびに新鮮な発見があり、京都の息づく日常を自宅にいながら丁寧に味わうことができます。
『七つ屋志のぶの宝石匣』で膨らんだ京都への思いを、今度はちとせちゃんを案内役にさらに広げてみませんか。観光ガイドでは気づけない細やかな魅力へとあなたを誘い、読後にはふわりとした温もりが胸に残ることでしょう。
ぜひ本書を手に取り、ページをめくりながら、ちとせちゃんとともにもうひとつの京都時間をゆっくりと味わってみてください。
のだめカンタービレ・ニューイヤーガラ2025の
追加公演の一般発売が12月25日からスタートです!
『のだめカンタービレ・ニューイヤーガラ2025』追加公演の一般発売が、いよいよ12月25日(水)午前10時よりスタートしています!先行発売でチケットを逃してしまった方も、この機会にぜひ。
令和7年、2025年はのだめとともに始めませんか? お席には限りがありますので、お早めにお求めください。
詳しい情報は、公式X(旧ツイッター)でご確認いただけます。
【漫画で復興支援】「スキップとローファーと能登」プロジェクト始動!
高松美咲さんの人気漫画『スキップとローファー』を活用した能登復興支援プロジェクト「スキップとローファーと能登」が始まりました!
2024年1月1日で能登半島地震から1年となるのを前に、主人公の美津未の出身地である能登を支援しようと企画されたこのプロジェクト。最新第11巻の発売日でもある12月23日(月)にスタートしました。
特設サイトでは、『スキップとローファー』の第1話を読んだ人数に応じて、1人あたり100円が石川県に設置された義援金口座に寄付されます。つまり、漫画を読むだけで能登の復興支援に貢献できる、手軽な参加方法なんです!
※寄付金の上限は1,000万円です。
『スキップとローファー』は、講談社の月刊アフタヌーンで連載中の青春漫画。2023年にはテレビアニメ化もされ、第2期の制作も決定している人気作品として注目を集めています。
あらすじ:物語の主人公は、石川県の能登半島のはじっこの珠洲市蛸島町(作中では凧島町)出身の女子高生・岩倉美津未(いわくら みつみ)。将来は官僚になることを夢見て、地元の小さな中学校から東京の高偏差値高校に首席で入学します。
勉強は得意ですが、田舎育ちゆえ都会での生活や同世代とのコミュニケーションに戸惑うことも。しかし、まっすぐで純粋な人柄がクラスメイトたちを徐々に惹きつけ、影響を与えていきます。
未熟さゆえの過ちに胸を痛めたり、小さな幸せの積み重ねに喜びを感じたり、読後に多幸感をもたらす、味わい深い作品です。ぜひ特設サイトへアクセスし、第1話を読んでみてください。気に入ったらそのまま3巻まで無料で読み進めることができますよ!
能登半島といえば『君は放課後インソムニア』作:オジロ マコト、出版社:小学館も能登半島の七尾市周辺を舞台とした漫画です。
作中に出てくる真脇遺跡で星景写真を撮るシーンなど、印象的な場面が描かれ、しみじみといい作品です。
地元の人たちが、この2作品で能登半島を盛り上げていこうと動き始め、いい感じで歯車が回り始めていた矢先に、地震が発生しました。一日も早く、心置きなく奥能登を訪れられる日が来ることを願っています。
ぜひ、この機会に能登の復興支援にご協力ください。
これで今年のしちまるブログの更新はおしまいです。みなさま、良いお年をお迎えください。また来年!